フィリピンには安全な地域もありますが、日本と同じ環境で子育てを行うのは難しいと考えられます。環境や衛生面が異なるため、特に駐在員のご家族は勤務先との関係にも配慮しつつ、安全第一で対応する必要があります。

1. 安全性について

フィリピンでは拳銃を使った強盗が発生することがあります。日本人を狙った犯罪も多くあります。治安の悪い地域では子どもが誘拐されるケースも報告されています。そのため、以下の点に注意しましょう:

① 遊び場の選定: 子どもが遊ぶ場所は保護者の監視が行き届き、警察の巡回がある場所に限定する。日が暮れる前には活動を終了する。

② イベント時の安全対策の確認: 弊園では、公園でのイベントを行う際、行政に届け出を行い、有料で関係者以外の立ち入りを制限しています。また、警備員の協力を得て安全を確保しています。日本のように気軽に公園で遊ぶという感覚は持たない方が良いでしょう。

2. 感染症やアレルギーについて

日本の保育園では、園児一人当たりの空間や換気、アレルギー対応などの衛生管理が厳しく定められていますが、フィリピンではアレルゲン表示や換気対応などが十分でない現状があります。

① フィリピンでは、外食後にアナフィラキシーショックを起こす事例が日本人にも報告されています。原因食材が特定できないケースもあり、特に子どもの場合は大きな事故に繋がる場合があります。食物アレルギーの可能性がある場合は、外食や不慣れな食材を避けることをおすすめします。

② 換気が不十分な場所や、多くの子どもが狭い空間に集まる場所では、感染症のリスクが高まります。お子さまが過ごす環境は、空間の広さや換気状況をしっかり確認しましょう。

3. 事故と医療費について

フィリピンには外国人対応の総合病院がありますが、医療費は非常に高額です。万が一のため、以下の点を確認しておきましょう:

① 海外旅行保険の重要性: 企業の駐在員向け保険に加入している場合、保険でほとんどの医療費がカバーされます。ただし、高度な治療や日本への搬送が必要な場合、数百万円から1千万円以上の医療費が発生し、翌年の保険料が大幅に上がる可能性があります。

② 企業のサポートと信頼維持: 勤務先の海外人事部は、駐在員とその家族の安全確保に全力を尽くしています。そのため、本人の危険性への配慮不足で事故による怪我や感染症に罹患することは、勤務先からの印象を悪くする可能性があります。

4. プライバシーへの配慮

フィリピンの方々は子どもに対して非常に寛容で優しいですが、プライバシーに対する意識は日本とは異なる面があります。以下の点に注意してください:

① 写真撮影に対する認識の違い: 日本では幼稚園側も含めて、子どもの写真がむやみに撮影されないよう配慮されています。一方、フィリピンでは、プライバシー意識が徐々に高まりつつあるものの、まだ子どもの写真が許可なく撮影されるケースがあります。

② AIによる悪用の懸念: フィリピンでもニュースでAIによる子どもの写真の悪用について議論されるようになっていますが、撮影や共有に関する規制はまだ十分ではありません。特に無断でSNSなどの写真が掲載されることもあるので、保護者としては、写真撮影や共有について事前に確認し、必要であれば断るなどの対応が求められます。

5. 保育への姿勢・安全衛生管理について

ウィズこども園では、園の保育への姿勢・安全衛生管理について保護者様より高い評価をいただいております。

2024年度アンケート結果 どちらかというと満足、満足 100%

まとめ
フィリピンでの幼稚園生活には、日本と異なる環境に応じた安全対策と準備が必要です。安全性、アレルギー対策、医療費、プライバシー保護について十分に注意を払い、子どもが安心して過ごせる環境を整えることが重要です。